転生と過去世

セッション中の質問で、よく過去世について質問があります。

聞かれることが多い質問としては「過去世では何をやっていましたか」「今のこの状況は過去世と関係がありますか」「〇〇さんとは過去世でどんな関係性でしたか」等々です。
過去世についてリーディングしてもらうのは、私も好きです。
現在の自分と関連があるようなところが見つけれると、不思議だけれども面白いと思うからです。

誰かとの過去世での関係性や関連を見てゆく時には、情報として来やすいのは現在のお相手との関係性に似ている過去世のような気がしています。
魂の転生の回数は、340~370回くらいはおおよそ平均的な回数と言われているそうです。
転生の質問では気になる方との「一緒に生まれ変わり共に生きた回数」が気になる方も多いです。
現在関係が良くも悪くも深い方とは何度も共に同じ時代を過ごしていたりします。
例えば、関係性が良い時ならば親友や恋人、家族のように助け合う仲だったり、悪い時ならば馬が合わないのになぜか一緒にいなくてはいけない、因縁の関係、深く傷つけあうような関係といったところでしょうか。
人間として考えれば、嫌な相手とは縁なんか無い方が良いと思ってしまうかもしれませんが、魂を軸に考えた場合には魂同士の繋がりがあるからこそ、相手にとっての嫌な役もやってあげれるという感じです。良くも悪くも自分の感情や感性を揺さぶるような役割をできるのという意味では、深いつながりがあるのでソウルグループが同じだったりします。
ただ、ここら辺の解釈は人によって異なるかもしれませんので、自分が納得される考え方でよいと個人的には思っています。

過去世リーディングの内容を聞いてついつい、「過去世で〇〇という関係だったから、今も同じ関係になれるんだ」とか「今こんな関係性なのは過去世でもこういった関係性だったからか」とか、「過去世での関係がこうだったから今の相手も同じように想ってくれているはず」と思ってしまう方もいます。
過去世を今の関係性の原因や起因にして今をちょっと置き去りにしてしまうような考え方です。

確かに影響はあると思います。
ただ過去世がそうであったとしても、リーディングでやってくる情報は幾度となく生まれ変わっているうちの数回の関係性です。それを今の状況や関係性に「ぴったりと当てはめてゆく」というのはちょっと無理があるように思います。
あくまでもリーディング内容はヒントとして、より良く生きてゆくために使ってゆくのが有効なセッションになるのではないかと思っています。

良いなと思う内容ならば、そこに近づけるように「今現在の自分」が行動する。
あまり良くないと思ったならば、それを繰り返さないように自分で選択して行動してゆくことが「今」を変えてゆくことに繋がるのだと思います。